絵が描けなくてもオリジナルモデルを作ろう!テクスチャを乗り越える方法
テクスチャは画像編集ができないとつくれないと感じるほど難しいものです。
絵が描けないからテクスチャがどうせ作れないんだとあきらめるのは待ってください。
テクスチャはリアルになればなるほど画力がいらなくなるものなんです。
どんなプロフェッショナルでも写真のつぎはぎに頼るようになっていくわけで、どんどん写真不足へと陥っていきます。
そこで画像の組み合わせでランダムに見せ掛けるテクニックを使いましょう。
それがランダムパターンという絵が描けなくても作れるテクスチャです。
【blender2.76】
ランダムパターンを使う
ランダムパターンを必要としないというものは中々ありません。
背景、質感、雑踏、メインキャラ
悪役、サブキャラ、犬、虫、魚、人魚に至るまでそれはもうすべてにパターンテクスチャが使われています。
CGはパターンテクスチャが集まって画に見えるだけ!というときっとわかりやすいでしょう。
それくらい3DCGにはテクスチャが必要でクリエーターとは常にテクスチャの足りない状況にある職業なのです。
この間なんか年端もいかない女性CGモデラーが排水溝に頭を突っ込んでテクスチャ撮ってました
テクスチャは希少価値だ、ステータスだ
テクスチャをなんとか加工して量増しさせようとするのがランダムなパターンに分解するという手法です。
規則正しく並んでたらばれるけどちょっとランダムにしたら同じ絵でも誰もわからんちゃろ?という健気でかわいくいじらしーど・りょ・く♪。
完成図
使うのはBlenderここがこだわりなんですよお!
画像ソフトなんかつかわん!
そのためMaskモディファイアとパーティクルとダイナミックペイントのトライアスロンを強いられます。
許してね!
完成までの流れ
テクスチャ貼ってあるplaneから出たパーティクル1粒がplaneにダイナミックペイントで色付け
出てきたウェイトマップをmaskモディファイアに関連付けてテクスチャを一部だけ表示
planeを複製してパーティクルのシード値を変えればランダムパターンのできあがり!
という簡素なつくりになっております。
音読して分かった気になれ。
ランダムパターンの作り方
1.プレーンを作り、パーティクルを新規作成Emissionの下にある数を決める数字を1にしてダイナミックペイントのブラシ、キャンパスを両方作成
2.プレーンを細分化ダイナミックペイントへ移動
キャンパスをウェイトにしブラシのpaint souceをパーティクルにブラシとスムーズのサイズを好きなサイズに変えてマスクモディファイアを設定
頂点グループにダイナミックペイントの頂点マップを選択する
3.マテリアルを設定する
ディフューズを下げ透明度を下げshadowの下にあるチェックをすべて外しテクスチャにイメージを置く
4.好きな画像を設定use Alphaのチェックを外す
マッピングを設定後、インフルエンスのAlphaにチェックを入れるNegativeはお好みで
パーティクルのSeed値を変えることで一枚の絵からランダムにテクスチャが!!
完成!
使い方は工夫次第によって大きく変わってしまうので使う人よりけり
とは言えBlenderのテクスチャタブ画面から多くのテクスチャを作れるのは作業効率アップには違いないでしょう
こういう再利用で素材が用意できるやり方を多くの人が見つけてくれるようになればいいと思います。